【SV S12】キョジドヒド軸受けサイクル【最終R1940 最終622位】
初めまして。ねずもと申します。
今回はポケモンSVのランクバトルで初めて最終3桁に到達することができたので、記念
に記事を書きたいと思います。
結果・構築画像
最高・最終レート:1940
最終順位:622位
レンタルID:FH17H3
構築経緯
シーズン序盤から初手置きor2番手の電磁波カミが流行っていたので、それらにストレスなく対応できるHDベースのキョジオーンを構築の始点とした。
キョジオーンだけではタイプ受けが不可能なため、登場よりタイプ相性が良く、サーフゴーの積み技に対しても対策となるHdS炎オーガポンを採用。
キョジオーンの定数ダメージ戦術と相性の良いどくびし担当を探していたが、「水ウーラオスやパオジアンに強く、特殊もある程度何でも耐える」ポケモンを探していたところ、最終日になってようやくドヒドイデを思いついたので採用。ここまでの3体を基本選出の軸とした。
この3体に気になる地面の一貫を一応切れて、選出画面で圧力のあるカイリューを採用。
最後に構築全体の火力不足を補うため、カイリューやオーガポンのアンコールと相性が良く、受け系の構築やガチグマにある程度強く出れる積みエースとして、物理は剣舞襷悪ウーラオス、特殊は瞑想ハバタクカミを採用し構築が完成した。
コンセプト
どくびしやしおづけの定数ダメージを軸とした受けサイクル
アンコールを起点とした積み展開
個体紹介
①ドヒドイデ@レッドカード
性格:わんぱく
特性:さいせいりょく
テラスタイプ:草
実数値:157(252)-83-224(252)-*-163(4)-55
調整意図:物理を重点的に見るためにHB あまりD
なんでも1発は大体耐える素晴らしいポケモン。
基本は初手に置いてどくびしを撒く担当だが、キラフロルなどが画面に見える場合は裏に置いてどくびしの回収兼時間稼ぎ担当をすることもあった。
最終日前日まで連撃ウーラオスに悩まされていたが、こいつの顔を見ると連撃ウーラオスが出てこなくなり、最終的に一度しか選出されなかった。
持ち物は挑発に強いメンタルハーブと悩んだが、サイクルを有利に進める上で裏を見る動きも強いと思いレッドカードでの採用。
実際挑発で機能停止させられる試合は殆どなかったので正解だった。
どくびしを撒き、レッドカードまで発動すると大体やることがなくなるので、偵察用のクッションとして受け出ししたり、黒い霧や自己再生を連打したりしていた。
②カイリュー@ラムのみ
性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:飛行
実数値:167(4)-204(252)-115-*-120-132(252)
技構成:テラバースト/しんそく/じしん/アンコール
調整意図:片道切符なので火力最大のAぶっぱ
なんでも1発は耐えるため準速
あまりH(奇数)
なんでも1発は耐えるポケモンその2。
キョジドヒドオーガポンという並びに入るカイリューは搦手系だと誤認し、初手の飛行テラバーストが意表をつけるのではないかと考えたが、実際はそんなことはなかった。
カイリューそのものにテラスを切らせる性能が高いので、初手置きした時はなんだかんだ活躍した。
ラムのみは一度も発動しなかったが、電磁波環境なので初手選出しやすさのアップに繋がる。アンコールはあって良かった場面が何度もあった。
③オーガポン@かまどのめん
性格:ようき
特性:かたやぶり→おもかげやどし(A↑)
テラスタイプ:炎
実数値:187(252)-141(4)-105(4)-*-122(44)-171(204)
技構成:ツタこんぼう/やどりぎのタネ/みがわり/アンコール
調整意図:HD-余りで特殊厚めに
S-最速ガブリアス抜き+1
本構築のMVP。
ワンウェポンである点は従来のHDベースのオーガポンと同じだが、Sラインを上げ身代わりを搭載することで初手置き性能が格段に上がる。
身代わり+アンコールで起点作成役をハメてそのまま3タテする試合が数回あったので、サイクル加入しながら即勝ちの一手を作れる可能性を秘めていた。
受け出しは基本サーフゴーやハバタクカミに対するタイプ受けだが、そもそも拘り持ちのハバタクカミにほとんど遭遇しなかったことなども含めて、初手置きで対面的に使っていくことが多かった。
身代わり+アンコールは積みポケモンとの相性が良く、キョジドヒドが選出できない場合は裏のウーラオスやハバタクカミの積みの起点としても使うことができた。
性格:ようき
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:霊
実数値:175-182(252)-120-*-81(4)-163(252)
技構成:あんこくきょうだ/ふいうち/ドレインパンチ/つるぎのまい
調整意図:最速ASぶっぱ
あまりD
ラス1からでも捲れるやばいポケモン。技構成は普通。
剣の舞を一度積むだけでほとんどのポケモンが確定1発圏内に入るので、ドレインパンチと組み合わせると低速サイクルには滅法強い。
タスキを生かした最後の全抜きや、キョジオーンでちまちま削った相手を一気にスイープしたりなど幅広く活躍してくれた。
意地っ張りではなく陽気なのはなんとなくだが、おかげで最速ミラーバトルに勝てたりしたので良かったと思う。
⑤キョジオーン@たべのこし
性格:しんちょう
特性:きよめのしお
テラスタイプ:水
実数値:207(252)-121(4)-151(4)-*-154(236)-57(12)
技構成:しおづけ/てっぺき/まもる/じこさいせい
調整意図:H-最大
AB-端数
D-11n
S-ミラーやヘイラッシャに勝つための気持ち12振り
言わずと知れた最強のポケモン。
状態異常全カットの強みを生かし、HDに厚く振ることで、環境で流行っていた電磁波ハバタクカミを安定して見ることができる上、流行りのガチグマが毒テラスの耐久振りだったためブラッドムーンが半分程度しか入らず、塩漬けの定数ダメージで削っていける。
おかげで月の光を持った毒テラスのガチグマと15分睨み合うだけの試合が何回も起こった(相手はガチグマをキョジオーンの対策枠としているため?)
水テラス+鉄壁は物理に対して非常に偉く、1発耐えて鉄壁を積んで再生すればほぼ突破されない。また、サーフゴーのメインウェポンを両半減できるので、積み技のない隠密マント(主に電磁波型)相手に強引に居座って時間を稼げるという強みがある。そして何よりイダイトウに強い。
個人的にはだいぶ使用者のダメージ感覚が問われるポケモンだと思う。HDでずっと使っていたからこそ拾えた試合もあったので、諦めずに使い続けてきて良かったと思う。
⑥ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格:おくびょう
特性:こだいかっせい(S↑)
テラスタイプ:妖
実数値:147(132)-*-101(204)-168(100)-156(4)-180(68)
技構成:ドレインキッス/シャドーボール/あまえる/めいそう
調整意図:HB-水ウーラオスの水流連打をほぼ耐える(瀕死率2.85%)
C-あまり
D-端数
S-最速オーガポン抜き+1
積みエース兼キョジオーン対策枠。
キョジオーンは毒テラス以外だと瞑想+ドレインキッスで回復量が追いつかれて負けることを使いながら学んだので自分で使った。
あまえるを搭載することで物理全般に仕事ができるほか、瞑想で相手のガチグマを起点にしていくことも可能なので、選出に悩んだら3枠目として気軽に出していける汎用性があった。
死に際にあまえるを繰り出すことで詰め筋を明確にできたり、先制技である神速マッハパンチが無効だったりと、仕事ができないことがほぼないのがこのポケモンの強み。
何度も言うが環境で電磁波カミが大流行していたので、それを嫌ってキョジオーンに引かれる動きをよくされたが、それを逆に起点にして拾った試合がそれなりにあった。
選出
対スタンパ(ガチグマ、カイリュー、サーフゴー、パオジアン…その他諸々)
→オーガポン+ドヒドイデ+キョジオーン
(基本的などくびし+受けサイクルorキョジオーンで要塞化)
対カバツキ、カミイダイトウ、コノヨ展開などの積み構築
→オーガポン+キョジオーン+ウーラオスorハバタクカミ
(起点作成+積みと受けの二軸)
対対面構築
きついポケモン
・キラフロル
特殊打点がハバタクカミしかいないためほぼ確実にどくびしを撒かれるが、キョジドヒドにどくびしを撒いても美味しくないと思ったのか殆ど出てくることはなく助かった。顔を見たら初手にウーラオスかカイリューを置いて強引に対策としていた。
・毒タイプ+チオンジェン
どくびしが入らない+キョジオーンがチオンジェンに弱くとても厳しい。オーガポンはイカサマで身代わりを割られてしまうしそもそも宿木が入らないので、上手く択を合わせて交代するしかない。
・悪テラス鉢巻きパオジアン
基本選出をしていた場合3ターンで試合が終わりかねないやばいポケモンだが、何故か一度も会わなかったので助かった。
終わりに
最終日は11000位くらいからスタートだったのですが、最終日1日だけで30勝11敗という今までの自分からは考えられないくらい良い成績が出せたので、本当に嬉しかったです。
正直運が良かっただけの試合も何度かありましたが、それ以上に流行りの電磁波に対するケアがちゃんと効いていたことや、オーガポンの初見殺し性能の高さが勝率を引き上げてくれていたように感じました。
ひとまずかねてよりの目標を達成できたので一旦ポケモンは休憩となりそうですが、また上位を目指す機会があればやっていきたいと思います。